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1996 年度 実績報告書

変種変量生産用工程集約型工作機械による高速・高能率加工に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 08650135
研究種目

基盤研究(C)

研究機関京都大学

研究代表者

垣野 義昭  京都大学, 工学研究科, 教授 (00026204)

研究分担者 松原 厚  京都大学, 工学研究科, 助手 (80243054)
井原 之敏  京都大学, 工学研究科, 助手 (90213199)
キーワード変種変量生産 / 工程集約 / 工作機械 / 高速加工 / 高能率加工 / 残留振動 / 工具寿命 / リニアモータ
研究概要

(1)高速・高加速度運転時の残留振動の抑制
高速・高加速度運転時に生じた大きな残留振動によって,ドリル加工やエンドミル加工時に重大な工具損傷が生じないか検討した.その結果,残留振動は超硬工具には非常に有害であり,それを減少させないと,工具寿命が非常に短くなることが分かった.それを防ぐためには,S字加減速のモードが非常に有効であり,これを採用すると,切削速度530m/min,送り速度6m/min,加速度IGでも,(Al,Ti)Nコーティング超硬工具に重大な工具損傷を生じずに高能率で加工することができた.
(2)高速・高加速度運転が加工精度に及ぼす影響
高速・高加速度運転時にはサーボ系の応答遅れによって,運動精度とくに輪郭運転精度が著しく低下することを,DBB法と交差格子法などで確かめたところ,理論的に予想されたとうりに非常に大きかった.これをフィードフォワード制御やスティックモーション補正によって,減少することを試みたが,送り速度6m/min程度で,輪郭誤差15μm程度に減少させるのが限度であり,これ以上の送り速度では誤差が非常に大きくなることが分かった.これを防ぐためには,基本的にサーボ応答性のよいリニアモータ送り駆動系を用いる必要がある.

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Y.Kakino et.al.: "High Speed,High Productive Machining of Automobile Parts by Machining Center with High Speed and High Acceleration Rate" Proc.of Int'l Conf・'96 on Progress of Cutting and Grinding.192-197 (1996)

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公開日: 1999-03-08   更新日: 2016-04-21  

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