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1997 年度 実績報告書

新エネルギーの教育を目的にした学生実験設備の開発

研究課題

研究課題/領域番号 08650354
研究機関宮城工業高等専門学校

研究代表者

佐々木 あき彦  宮城工業高等専門学校, 電気工学科, 教授 (50026308)

キーワード新エネルギー / 太陽光発電 / 風力発電 / 水素エネルギー / 燃料電池
研究概要

環境問題をも考慮した新エネルギーに関する教育実験設備を開発する目的で,太陽光および風力発電を利用して水を電気分解して水素を発生・貯蔵し,そのエネルギーの利用を図るシステムの試作・テストを,教育用に止まらずに実用的なシステムへの応用を検討しながら,昨年に引き続き,学生を指導して行ってきた.今年度は,目標としたシステム全体を通じての動作までは到らなかったが,太陽光発電,風力発電,燃料電池等に関する次のような,教育用実験装置とそのテキストを完成させることができた.
(1)太陽光発電の基礎:小型のソ-ラーカーの動作,太陽光のパネルへの入射角の変化に対する電流と電圧の変化,インバータを用いた交流電圧の発生.
(2)太陽追尾:常に太陽の方向を向いているパネルと,向きが固定のパネルとの,得られるエネルギー量の比較.
(3)風力発電:風速と発電機出力の関係の測定.インバータを用いた交流の発生.
(4)水素の分離・精製:水素を貯蔵する目的で,パラジウム膜による水素の精製.
(5)燃料電池:水素・酸素の供給量に対する,燃料電池の電圧・電流特性の測定.
太陽光・風力と水素を一体化した実験テーマが未完成であり,その総合実験設備の完成と,実際に授業に組み入れ,その効果を確かめながら改善を加えることが今後の課題である.
また,学(科)内の学生だけでなく,特に小中学生を対象に,ソ-ラーカーを中心に太陽エネルギー関連の展示を行ったが,これに関してもさらに充実を図っている.

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公開日: 1999-03-15   更新日: 2016-04-21  

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