研究概要 |
研究の結果 本年度では、柔らかい知的分散ネットワークに取り組み、次の研究を行ないました。 (1)ユーザレベルプロトコルに基づいたマルチメディア通信のための柔らかいネットワークアーキテクチャ, (2)ユーザの要求に応じる柔らかいリソース・リザヴィーション・プロトコル, (3)ファジ-理論を用いたユーザの要求に反映する知的なメタレベルのインターフェース, (4)ユーザの要求の知的表現に適するプロトコルの合成法 具体的、情報処理システムの系統的な構成法として注目されているカーネルプロトコルの概念を越える新しい概念、即ち、ユーザレベルプロトコルとそれに基づいたマルチメディア通信のための柔らかいネットワークアーキテクチャを提案し、それに基づく新しいシステム構成法を開発しました。特に、ファジ-理論に基づいて、利用者の自然な要求を表現する形式的な方法を提案しています。この方法を導入することにより、資源を効率よく利用する資源の管理を有効に行なうことが可能にします。また、資源の最適な使用と効率よく通信のための利用者レベルのネットワークプロトコルを開発しました。それを使用すれば、サービスの質(QoS)は、利用者の許容の範囲内で柔軟に保証することができます。 それらの結果をまとめて、Protocols of Multimedia Systems、とInternational Conference on Parallel and Distributed Systemsという国際会議で、次の論文(1&2)を発表し、会議の参加者の注目や評価が得られました。又3番の論文はComputer Communicationという雑誌に投稿されました。 (1)Requirement Definition,Resource Management and Intelligent Creation of User Level Protocol (2)Soft Resource Reservation:A Flexible Guarantee of QoS (3)Flexible Computer Communication Networks:From Idea Towards Implementation
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