研究課題/領域番号 |
08650463
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研究機関 | 京都工芸繊維大学 |
研究代表者 |
木瀬 洋 京都工芸繊維大学, 工芸学部, 教授 (10027807)
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研究分担者 |
大倉 弘之 京都工芸繊維大学, 工芸学部, 助教授 (80135649)
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キーワード | FMS / FMC / ロボティクセル / 最適スケジューリング / 立体自動倉庫 / 分枝限定法 / ヒューリスティックス / マルコフ過程 |
研究概要 |
本研究の最終年度である平成10年度では、FMSにおいてこれまで対象としてきた生産ラインへの素材の供給及び完成品の保管を自動的に行う立体自動倉庫の入出力計画の最適化行うことによって、統合的最適化の一方策を試みた。また、これまで検討してきた問題パラメータが既知の確定的問題を、パラメータの一部が確率変数である確率的問題に拡張することを試み、モデルとなるマルコフ過程の基礎的解析を行なった。 立体自動倉庫における最適入出力問題においては、スタッカークレーンが1回の入出力で2個の入力品と2個の出力品を取り扱うとき、全ての入出力品を4個組に最適に分割する問題を取り上げ、2部グラフに基づいた近似解法を提案すると共に、その近似精度が従来法よりも優れていることを数値実験によって確かめた。 マルコフ過程の基礎解析では、独立した2つの対称的マルコフ過程のスキュープロダクトを取り上げ、このDrichletフォームの陽形式の正則性について証明を行った。 スケジューリング過程が近似的にマルコフ過程に従うとして、FMSにおける確率的スケジューリング問題の最適化が今後の課題であると思われる。
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