研究課題/領域番号 |
08650587
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研究種目 |
基盤研究(C)
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研究機関 | 鹿児島工業高等専門学校 |
研究代表者 |
岡林 巧 鹿児島工業高等専門学校, 土木工学科, 助教授 (40044630)
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研究分担者 |
南金山 裕弘 鹿児島工業高等専門学校, 機械工学科, 講師 (40222179)
杉尾 哲 宮崎大学, 工学部・土木環境工学科, 教授 (70069524)
内谷 保 鹿児島工業高等専門学校, 土木工学科, 教授 (70038107)
斉藤 利一郎 鹿児島工業高等専門学校, 土木工学科, 教授 (00037821)
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キーワード | 降雨 / 地震 / しらす / 斜面崩壊 / 液状化 / 不飽和 / 三軸試験 / 半別分類 |
研究概要 |
初年度は基礎的試験によるデータの整理及び資料の収集に重点を置いた。研究計画・方法および研究成果は次の通りである。 (1):南九州地域において、崩壊の発生している典型的な地山しらす斜面について斜面が過去に受けた静的・動的せん断応力の履歴や降雨履歴を多変量解析理論を用いて判別分類し、ここ数年来実施している崩壊発生危険度地図に着手した。その結果、降雨下におけるしらす斜面の災害予測が小範囲で実施可能となった。 (2):しらす地盤に対して現有の人工降雨装置を用い(1)の解析で得た南九州特有の降雨を再現し、降雨下おけるしらす地盤への雨水の不飽和浸透機構を解明しつつある。 (3):現有の三軸圧縮試験機および現有の不飽和浸透特性測定装置を用い、降雨下における雨水の不飽和浸透を考慮したしらす斜面のせん断抵抗の変化と斜面の安定解析を実施しつつある。 (4):現有の静的・動的荷重装置及び繰返し三軸試験機を用い、雨水不飽和浸透下にあるしらすの地震時における土質力学特性の一部を解明した。 (5):現有の水分計およびテンシオメータを用いて、しらす斜面の水分特性を計測し、その結果を有限要素法の境界条件としてしらす斜面の雨水の不飽和浸透を考慮した安定解析を実施し、しらす斜面の崩壊機構を検討した。 (6):現有の顕微鏡解析装置を用いてしらすの粒子構造と雨水の不飽和浸透機構を解明する為の基礎的データを得た。 (7):得られた研究成果を主として土木学会および地盤工学会主催の研究発表会において公表した。
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