研究概要 |
(1)衛星画像の解析法に関する研究 同一河川の河道の経年変化を調べるために,各時点の衛星画像を重ね合わせる必要がある。その目的のために画像中の不動点の周辺における濃度分布に相関法を適用する方法を開発した。 (2)大規模河道の河道変動特性に関する研究 上記の手法をバングラデッシュ国のブラマプトラ川の衛星画像に適用し、河道変動の実体を経時的に把握した。その結果、ブラマプトラ川はいくつかの河道に分かれておりそれぞれが蛇行しながら下流へ移動しているが、さらに大局的に見ると、この川には網状流路領域と蛇行流路領域]とがあり、ともに下流に移動していること、このような領域の移動は大規模氾濫時に特に顕著であること、さらに網状流路領域の移動速度の方が早いこと等が明らかにされた。
|