各年における人工衛星画像と地図を解析することにより、バングラデッシュ国メグナ川、ジャムナ川およびガンジス川における河道変遷について詳細に検討した。すなわち、砂洲の移動状況、側岸侵食状況、主流路の位置、旧河道の変遷等について、それらの経年的な動きをも含めてそれが視覚的に認識できるような画像を作成し、その特性を比較検討したた。 メグナ川に関しては水位の変動記録とも照合して河道変遷について検討した。その結果、河道のショートカット条件が他の2河川に比して異なっていることが判明した。 ジャムナ川については、網状河道域と蛇行河道域とがあり、それぞれが異なった流下形態をとっていることが明らかになり、それぞれの流下特性を比較検討した。
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