• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

1996 年度 実績報告書

炭化鉄の溶鋼への吹き込み溶解挙動

研究課題

研究課題/領域番号 08650869
研究種目

基盤研究(C)

研究機関名古屋工業大学

研究代表者

林 昭二  名古屋工業大学, 工学部, 助教授 (40024351)

研究分担者 井口 義章  名古屋工業大学, 工学部, 教授 (00023268)
キーワード炭化鉄 / 鉄スクラップ / 溶解 / 新鉄源 / 電気炉
研究概要

炭化鉄は鉄スクラップ代替の新鉄源として製鉄業界特に電炉業界への利用が期待されているが、本研究では、新合成プロセスによって製造した炭化鉄の溶鋼への吹き込み溶解試験を行い、炭化鉄の製鉄分野への今後の利用拡大等を見極めることを目的とした。
平成8年度に以下の結果を得た。
1.高品質炭化鉄(Fe_3C組成、6.7mass%C、粒径0.1〜1mm)は本研究者によって発明された新製造原理に基づき、鉄鉱石を流動層にて所定の反応ガスと高温反応させて作製したものを使用した。
2.誘導炉にて溶鋼(約30kg)表面へ炭化鉄粒子を不活性ガスと共に吹き付け、溶解速度、溶鋼中成分(炭素、硫黄、窒素など)や排ガス中成分変化等を調査した。これらの結果より、今後溶解機構等を明らかにしていく。
平成9年度には前年度の結果を基に、溶解反応挙動等をさらに詳細に検討すると共に物質、熱収支、経済性の観点より炭化鉄利用製鉄プロセスの総合評価を行い、今後の利用拡大を予測する。全体的な研究の取りまとめ、学会発表等を行う。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 林昭二 ら: "鉄鉱石からの炭化鉄合成(炭化鉄製造-1)" 材料とプロセス. 8. 110- (1995)

  • [文献書誌] 林昭二 ら: "流動層による鉄鉱石からの炭化鉄合成(炭化鉄製造-2)" 材料とプロセス. 8. 111- (1995)

  • [文献書誌] S.Hayashi etal.: "Economical Production of High Grade Iron Carbides" First Int.Cong.on Sci.and Tech.of Steelmaking. 66- (1996)

URL: 

公開日: 1999-03-08   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi