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1997 年度 実績報告書

潜在性果樹ウイルスのゲノム不均一性と宿主パッセージ効果に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 08660047
研究機関岩手大学

研究代表者

吉川 信幸  岩手大学, 農学部, 助教授 (40191556)

キーワードカピロウイルス / リンゴステムグルービングウイルス / SSCP / 塩基配列変異株
研究概要

イムノカプチャー(IC)-RT-PCR法を用いて、果樹の葉から直接PT-PCRを行いリンゴステムグルービングウイルス(ASGV)ゲノムの一部を増幅後、その産物をsingle strand conformation polymorphism(SSCP)分析した。その結果、(1)IC-RT-PCRによってASGV感染果樹の微量な葉組織(0.1g以下)からASGVゲノムを増幅可能であることが明らかになった.(2)ASGVの分離株および塩基配列変異株のDNAクローンを供試してSSCP分析したところ,大部分の分離株および塩基配列変異株を移動度の異なる一本のバンドとして検出することができた.(3)リンゴ,ニホンナシおよびセイヨウナシの計4樹を供試して、各樹の4本の枝から採取した葉についてSSCP分析したところ,すべての供試樹から2-4種類の塩基配列変異株が検出され,葉によってその構成および量比に違いが認められた.(4)ASGV分離株(AAKおよびJP3)をC.quinoaで15代継代を繰り返した後,SSCP分析したところ,継代の繰り返しによって,含まれる塩基配列変異株の構成および量比に変化が生じ,一部の塩基配列変異株が優占することが明らかになった.

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Magome,H., Yoshikawa,N.et al: "Molecular variability of the genome of capilloviruses from apple,Japanese pear,European pear,and citrus trees" Phytopathology. 87・4. 389-396 (1997)

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公開日: 1999-03-15   更新日: 2016-04-21  

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