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1997 年度 研究成果報告書概要

従属栄養細菌由来亜硝酸酸化酵素の分子生物学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 08660116
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 応用微生物学・応用生物化学
研究機関大分大学

研究代表者

酒井 謙二  大分大学, 工学部, 助教授 (50205704)

研究分担者 若山 守  大分大学, 工学部, 助手 (70240455)
研究期間 (年度) 1996 – 1997
キーワード硝化 / 亜硝酸酸化酵素 / ヘテロトロフ
研究概要

本研究はヘテロトロフの亜硝酸酸化酵素系について生化学的、分子生物学的に明らかにし、これよりオートトロフの酸化能との関係の見直しを行うことを目的とした。
まず、比較的亜硝酸酸化活性の強いBacillus badiusI-73より亜硝酸酸化酵素を精製しそのN末端アミノ酸配列23残基を決定した。これより推定されるDNAオリゴヌクレオチド混合物を設計、有機合成し、酵素法によりディゴキシゲニンを標識した。これをプローブとして各種条件でサザンハイブリダイゼーションを試みたところ、HindIIIで消化した染色体DNAと50度Cで約6.4kbpの断片と特異的にハイブリダイズすることがわかった。そこで、染色体DNAのHindIII消化断片を電気泳動後、当該分子量部分を抽出し、別にHindIII及びフォスファターゼ処理したpUC18プラスミドベクターとライゲンーションし、E.coliJM109を形質転換してライブラリーを作製した。コロニーハイブリダイゼーションの結果、陽性を示し約6kbpのHindIII挿入キメラプラスミドを保有するクローン6株を得た。現在これらを解析中である。
これとは別に、活性汚泥や土壌中などの混合微生物系で本菌を追跡するために、染色体DNAより16SrRNA約1.5kbpを遺伝子増幅し精製後、pUC18との平滑末端ライゲーション法により大腸菌にクローン化した。その部分配列をRDPデータベース上で解析する事により、本菌がB.badius ATCC14574などと比較的相同性が高く、さらに解析することにより特異的検出のためのプローブが設計できる可能性を見いだした。

  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] Kenji Sakai et.al.: "Nitrite Oxidation by Heterobrophic Bacteria under Various Nutritional and Aerobic Conditions" Journal of Fermentation and Bioengineering. 82・6. 613-617 (1996)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [文献書誌] Kenji Sakai et.al.: "Change in Nitrite Conversion Direction from Oxidation to Reduction in Heterotrophic Bacteria Depending on the Aeration Conditions" Journal of Fermentation and Bioengineering. 84・1. 47-53 (1997)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [文献書誌] K.Sakai, K.N., M.Wakayama, and M.Moriguchi.: "Change in Nitrite Conversion Direction from Oxidation to Reduction in Heterotrophic Bacteria Depending on the Aeration Conditions." J.Ferment.Bioeng. 84. 47-52 (1997)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
  • [文献書誌] K.Sakai, Y.Ikenaga, M.Wakayama and M.Moriguchi: "Nitrite Oxidation by Heterotrophic Bacteria under Various Nutritional and Aerobic Conditions." J.Ferment.Bioeng. 82. 613-617 (1996)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より

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公開日: 1999-03-16  

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