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1996 年度 実績報告書

セルロース誘導体のセルラーゼに対する挙動

研究課題

研究課題/領域番号 08660212
研究種目

基盤研究(C)

研究機関日本大学

研究代表者

石津 敦  日本大学, 生物資源科学部, 教授 (40014922)

研究分担者 松本 雄二  東京大学大学院, 生命科学研究科, 助教授 (30183619)
キーワードセルロース誘導体 / メチルセルロース / セルラーゼ / p-ニトロβ-D-グルコピラノシド / グアイアシルβ-D-グルコピラノシド / β-グルコシダーゼ / 部分メチル化グルコース
研究概要

セルロース鎮に沿った置換基分布がセルラーゼによる分解に及ぼす影響を見るため、市販のメチルセルロース(置換度1.9)をLiftase A40(Trichoderma longibrachiatum起源)で処理し、分解物をゲル濾過にかけた。溶出物を4つの区分に分け、各区分の糖分析により部分メチル化グルコース組成と置換度を求めた。その結果、分子量の高い区分ほど置換度が高いこと、すなわち置換度の高い領域は低い領域に比べて分解されにくいことがわかった。この実験を非水系溶剤中で合成したメチルセルロース(置換度1.6)にも適用した。この結果、このセルロース中のメチル基分布は市販品のそれに比べて不均一であることが明らかになった。
置換基の位置がセルラーゼまたはβ-グルコシダーゼによる分解に及ぼす影響をより明瞭に知るために、モデル実験を行うこととし、まずモデル化合物の合成を行った。合成した化合物はグアイアシルβ-グルコシド系列では6-O-メチル、3-O-メチル化物及び2-O-メチル化物と3-O-メチル化物の混合物である。パラニトロフェニルグルコシドの系列では、まだ6-O-メチル化物のみである。3-O-メチル化物と2-O-メチル化物の合成がすんでから、全化合物に対して酵素処理を行う。

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公開日: 1999-03-08   更新日: 2016-04-21  

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