• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

1997 年度 実績報告書

魚類コラーゲン分子種と魚類培養細胞との相互作用

研究課題

研究課題/領域番号 08660256
研究機関福井県立大学

研究代表者

吉中 禮二  福井県立大学, 生物資源学部, 教授 (70026483)

研究分担者 宮台 俊明  福井県立大学, 生物資源学部, 助教授 (20157663)
キーワードコラーゲン分子種 / I型コラーゲン / V型コラーゲン / トラフグ / キダイ / 培養細胞 / 中枢神経細胞 / 培養基質
研究概要

キダイの筋肉ならびに皮膚からペプシン可溶化コラーゲンを調製し、さらに塩分画およびホスホセルロースカラムクロマトグラフィーによりペプシン可溶化コラーゲンの分画を試みた。その結果、2種類のコラーゲンを分画、調製することができた。各種の分析結果から、それらがI型およびV型コラーゲン分子種であることが確認された。前年度のトラフグの結果と併せて考えると、魚類にはI型およびV型コラーゲン分子種は広く存在するものと思われる。魚類のI型およびV型コラーゲンと比較対照するため、海産無脊椎動物クルマエビ(筋肉)、スルメイカ(外套膜)、ムラサキイガイ、ムラサキインコガイ、ホタテガイ、ハマグリ、マガキ、イワガキ、メガイ(外套膜あるいは閉殻筋)、マボヤ(筋膜体)、キタクシノハクモヒトデ(外殻)からペプシン可溶化コラーゲンを単離・調製した。
トラフグの中枢神経細胞初代培養条件を確立し,先に調製した各種海産動物コラーゲンの細胞培養基質としての有用性について検討した。細胞解離条件,培養液組成,培養温度,血清濃度など最適条件の下で,各種コラーゲンのほか,ウシのフィブロネクチン,マウスのラミニンを細胞培養基質として用いた結果、トラフグ皮膚V型コラーゲンとラミニンは細胞の接着を阻害すること,その他のコラーゲンは細胞の接着数に関してなんらの影響をも与えないことが観察された。また、基質によって親和する細胞が異なることが観察された。

URL: 

公開日: 1999-03-15   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi