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1996 年度 実績報告書

ハウス内土壌水分の変動予測とリアルタイム制御

研究課題

研究課題/領域番号 08660317
研究種目

基盤研究(C)

研究機関新潟大学

研究代表者

中野 和弘  新潟大学, 農学部, 助教授 (70188994)

研究分担者 大塚 雍雄  新潟大学, 農学部, 教授 (80262426)
キーワードハウス / 土壌水分 / pF / リアルタイム制御 / 日射量 / 温度 / 湿度
研究概要

1.土壌水分制御システムの構築
土壌水分値を測定できるpFセンサーと温・湿度センサーをA/Dコンバータに接続し,得られるハウス内環境データを監視制御端末機へ転送できるシステムを構築した。
2.環境監視システムの構築
ハウス内外の気象条件を再現し,土壌水分の変動予測システムを実験的に評価するため,分散制御型ソフトウェアおよび監視制御用端末機,灌水パイプ用電磁弁からなるシステムを構築した。
3.土壌水分のリアルタイム制御法の検討
各種土壌の水分変動特性を把握するため,圃場容水量からのpF値の経時変化を測定した。植物の成長阻害水分値から圃場容水量になるまでのpF値の変動特性を測定した。土壌水分の垂直分布および水分の浸透速度を測定した。
4.pF値におよぼす日射量,温度,湿度の影響
実用規模のハウスにおいて収集したpF値,日射量,温度,湿度を用いて,回帰分析を行った結果,日射量と土壌水分の間にR=0.532という比較的高い相関を見いだした。また,目的変数を「pF値の変化量」とし,説明変数を温度,湿度,日射量とした時の重回帰分析を行った。その結果,1時間前の温度,2時間前の日射量を説明変数に用いた結果が,R=0.703と高い相関を示した。

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公開日: 1999-03-08   更新日: 2016-04-21  

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