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1996 年度 実績報告書

卵透明帯におけるT細胞抗原決定基の同定とワクチン応用に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 08660353
研究種目

基盤研究(C)

研究機関兵庫医科大学

研究代表者

繁田 実  兵庫医科大学, 医学部, 講師 (80122315)

研究分担者 長谷川 昭子  兵庫医科大学, 医学部, 助手 (50212402)
キーワード透明帯 / T細胞抗原決定基 / ワクチン
研究概要

卵透明帯は免疫学的避妊法すなわち避妊ワクチンの最も有力な候補である。我々はすでにブタ透明帯の抗原分析し、避妊ワクチン効果に重要な受精阻害作用を示す抗体(MAb-5H4)を誘導するB細胞エピトープを同定したが、これを含むブタ卵透明帯を構成する分子Zp-1上の198merペプタイド(Recombinant ZP-1;198mer polypeptide抗原)はrecombinant DNA technologyよるin vitroの大量産生系より精製した。
このr-198merを(C57BL/6x DBA/2)F1雌マウスに免疫し、所属リンパ節よりFathmannらの方法で抗原反応性T細胞をIn vitroでcell line化した。得られたT細胞株のcharacterizationはT細胞のsurface marker対する各種Mabを用いたFACS analisisを行った。T細胞抗原特異性の分析は、同型マウスの脾細胞を抗原提示細胞として種々の抗原に対するT細胞増殖反応で測定した。
得られた細胞株はCD3(+)CD4(+)CD5(+)CD8(-)の細胞表面抗原を保有していた。さらに、この細胞株はr-198merに特異的に反応した。現在までの研究で受精阻害作用を示す抗体を誘導するB細胞エピトープを含むブタr-198mer抗原に特異的に反応するT細胞株を樹立した。現在、このT細胞株よりT細胞クローンを樹立し、さらにそれを用いてT細胞エピトープの分析を行っている。

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公開日: 1999-03-08   更新日: 2016-04-21  

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