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1996 年度 実績報告書

骨の長さの成長のメカニズム -成長軟骨への血管進入の機序と破骨細胞形成-

研究課題

研究課題/領域番号 08670037
研究種目

基盤研究(C)

研究機関東京慈恵会医科大学

研究代表者

福島 統  東京慈恵会医科大学, 医学部, 講師 (60173332)

キーワード成長軟骨 / 軟骨内骨化 / 破軟骨細胞 / 組織化学 / 蛋白分解酵素 / 電子顕微鏡
研究概要

骨の長さの成長は成長軟骨での軟骨内骨化のメカニズムで行われている。本年度はこの機構における血管進入部の蛋白分解酵素の役割と破軟骨細胞の形成機構について研究をすすめた。
(1)成長軟骨血管進入部での蛋白分解酵素活性
進入血管先端部で軟骨基質が分解されていることから、この部位で蛋白分解酵素が重要な役割を持つと考え、各種の酵素活性の検出を試みたが、カテプシンを含め、活性は検出できなかった。
(2)破軟骨細胞の形成機構
光学顕微鏡連続切片法、および破軟骨細胞マーカーであるpurple acid phosphatase,alkaline p-NPPase活性の電顕的検索より、破軟骨細胞は血管進入部より骨髄側の決まった部位で多核化し、ruffled borderを形成することが明かとなった。われわれはこの部位を破軟骨細胞形成部位と定義し、来年度はこの部位の特性を検討する。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] Sakai,T.: "The covering method : An improved negative staining method for ultrathin cryo-sections of tissues" Journal of Electron Microscopy. 44・6. 479-484 (1995)

  • [文献書誌] Fukushima,O.: "Enzyme histochemistry of hard tissues : Proteases activity in chicken bone tissues" Acta Histochemica et Cytochemica. 29 (Suppl). 382-383 (1996)

  • [文献書誌] Tanaka,H.: "Phenotypic characteristics and significance of reticular meshwork surrounding splenic white pulp of mice" Journal of Electron Microscopy. 45・5. 407-416 (1996)

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公開日: 1999-03-08   更新日: 2016-04-21  

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