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1996 年度 実績報告書

IFN-γで誘導されるトリプトファン分解酵素のノックアウトマウスの作製

研究課題

研究課題/領域番号 08670158
研究種目

基盤研究(C)

研究機関(財)大阪バイオサイエンス研究所

研究代表者

滝川 修  (財)大阪バイオサイエンス研究所, 第4研究部, 研究員 (70163342)

研究分担者 刀祢 重信  (財)東京都臨床医学研究所, 放射線医学, 研究員 (70211399)
吉田 龍太郎  (財)大阪バイオサイエンス研究所, 第4研究部, 部長 (10124760)
キーワードIFN-γ / トリプトファン代謝 / 抗細胞内寄生虫活性 / 誘導酵素 / インドールアミン酸素添加酵素 / ノックアウトマウス
研究概要

本研究では、ウィルス感染やオンドトキシンショック等の病態時に主としてIFN-γを介して強力に誘導されるトリプトファン代謝酵素(学名:インドールアミン酸素添加酵素、IDO)の個体レベルにおける生理機能の解明し、更に胎盤、副睾丸、胸線等の特定の器官で構成的に発現しているIDOの生理機能を解明するためにIDO遺伝子欠損マウスを作製する。本年度は、まずマウスIDOゲノム遺伝子のクローニングを行った。129/Svマウスのゲノムラムダファージライブラリーより調製した約200万個の独立クローンに対し、マウスIDOのcDNAをプローブ(申請者らが1991年に単離)として用いたプラークハイブリダイゼーションを行い、最終的に2個のマウスIDO遺伝子クローン、221と3211、を得た。両クローンについて塩基配列を決定したところ、クローン221は全長14kbpでIDOの翻訳領域を全てカバーしていることが判明した。すなわち、IDO遺伝子は10個のイクソンと9個のイントロンから構成されていた。サザーンブロット分析より、マウスIDO遺伝子はシングルコピー遺伝子であることも判明した。現在、IDO遺伝子内部の第6エクソンをネオマイシンで置換したIDO遺伝子ターゲッティング用のベクターの構築を行っている。一方の3211クローンはその全長が約13kbpであり、IDO遺伝子の5′側の上流領域を約5kbpと第1から第4エクソンまでを含んでいることが判明した。このクローンの単離により、IDO誘導に関与する転写制御領域の決定並びに転写制御因子の同定が可能となった。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] A.Sanchez-Bueno et al: "Interferon--dependent expression of inducible nitric oxide synthase,interleukin-12,and interferon--inducing factor in macrophaqes elicited by allografted tumor cells" Biochem.Biophy.Res.Commun.224. 555-565 (1996)

  • [文献書誌] O.Takikawa et al.: "Multiple expression of Ly-6C and accumulation of Ly-6C pre-mRNA in activated macrophages involved in rejection of an allografted tumor" Biochem.Biophy.Res.Commun.226. 247-253 (1996)

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公開日: 1999-03-08   更新日: 2016-04-21  

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