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1996 年度 実績報告書

立ち作業および座作業における下肢負担の総合的評価システムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 08670394
研究種目

基盤研究(C)

研究機関広島大学

研究代表者

瀬尾 明彦  広島大学, 医学部, 講師 (80206606)

研究分担者 水流 聡子  広島大学, 医学部, 助教授 (80177328)
キーワード下腿膨張 / 生体電気インピーダンス / 下肢運動 / 自覚症状 / 立ち作業 / 座作業 / 作業負担
研究概要

本研究では、立位あるいは座位での作業に伴う下肢負担を生理面(下腿膨張)・生体工学面(足の動き)・精神心理面(自覚症状)にわたって総合的に評価するシステムの開発を目指している。今年度は、これらのデータの基本的な性状に関わる検討を行った。
1.下腿膨張:多チャンネルの電気的インピーダンス測定装置により最適測定部位の検討を行った。その結果、従来よく利用されていた下腿のもっとも太い部分(下腿中部)よりもやや上の部位(下腿上部)のほうが膨張しやすいことが判明した。ただし下腿中部は、安静時の膨張は下腿上部に劣るものの、運動による膨張軽減効果は現れやすいことが判明した。
2.足の動き:磁場により足の位置を2チャンネル測定できる装置で検討した。その結果、本法で確かに足の微妙な動きも測定可能なことは確認できたが、どの方向の動きの成分の有無が膨張抑制に有効なのかについては、今年度の検討でははっきり断定できなかった。
3.自覚症状:下腿を3区分して部位別にだるさ・はれ・痛みを記録し、立位負荷に対する応答を調べた。その結果、おおむね痛みは関節部に現れやすく、だるさやはれはそうでない部位に現れやすいことが判明した、ただ、当初は、だるさ→はれ→痛みの順に程度が増強することを想定したが、必ずしもそうとはいえなず、聴き方を区別することの価値は低いことが判明した。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 瀬尾明彦: "立位負荷による下腿膨張の局在性" 産業衛生学雑誌. 39(印刷中). (1997)

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公開日: 1999-03-08   更新日: 2016-04-21  

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