| 研究課題/領域番号 |
08670414
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| 研究種目 |
基盤研究(C)
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| 研究機関 | 山形大学 |
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研究代表者 |
生地 新 山形大学, 医学部, 講師 (20185177)
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| 研究分担者 |
塩あく 仁 山形大学, 医学部, 講師 (50250808)
久米 和興 山形大学, 医学部, 助教授 (40153358)
森岡 由起子 山形大学, 医学部, 助教授 (70113983)
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| キーワード | 発達障害 / スクリーニング / 地域 / システム / 精神発達遅滞 / 言語発達 / 気質 / 遠城寺式 |
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| 研究概要 |
発達障害児のスクリーニング法の開発のため、遠城寺式乳幼児分析的発達検査表と早期言語発達指標尺度(ELMS : Coplan,J.)に準拠した質問紙票を作成して、地域の保健所・病院において予備的に、正常な発達を示している子供と明らかな発達の遅れのある子供の群に施行した。その結果から、ELMSの1歳半前後の15項目中の5項目以上もしくは遠城寺式の1歳半前後の11項目中の6項目以上が「いいえ」の時に、発達の遅れの疑いがあると判定することが妥当性が高いと判断された。
調査地区は、米沢市・白鷹町を設定した。スクリーニングを行う一次調査の対象者は、1歳6ヶ月健診受信者である。一次調査は、市・町で行われる1歳6ヶ月児健診の健診会場で行った。一次調査は、遠城寺式乳幼児分析的発達検査表(以下単に遠城寺式とする)や早期言語発達指標尺度(ELMS : Coplan,J.)などに準拠した子供の発達に関する質問票を母親に前もって郵送し記入してもらい医師の診察の前に回収した。一次調査で発達の遅れがあると判断された子供の群(以下発達観察群とする)には、二次調査として、調査員が遠城寺式とELMSの項目すべてについて親から聞き取りを行い、子供の気質の調査票(以下TTSとする)を手渡し郵送で回答してもらった。また、一次調査で発達が正常と判断された子供たちから無作為に抽出し、対照群として、二次調査を実施した。いずれの調査も親に調査が強制的なものでないことを説明し、協力の得られた場合にだけ実施した。
本報告書記入の時点では、207名の対象者にスクリーニングを行った。その結果、「発達の遅滞の可能性が高い」と判定されたものは、16名で、そのうち15名が調査に同意した。これまでの1歳6ヶ月検診で経過観察になった事例の比率に比べて、2倍の子どもがスクリーニングされた。
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