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1996 年度 実績報告書

男子大学生在学時のライフスタイルと動脈硬化性疾患の危険因子の変化に関する疫学研究

研究課題

研究課題/領域番号 08670417
研究種目

基盤研究(C)

研究機関東京商船大学

研究代表者

小林 敏生  東京商船大学, 保健管理センター, 助教授 (20251069)

研究分担者 谷川 武  筑波大学, 社会医学系, 講師 (80227214)
田村 祐司  東京商船大学, 商船学部, 助教授 (10242322)
キーワードライフスタイル / 食習慣 / 動脈硬化性疾患 / 大学生 / 危険因子 / 脂肪酸
研究概要

成人病予防のためには若年時からの適切な食習慣の確立が重要である。今年度は、東京商船大学男子学生のうち新入生(96名)および4年生(60名)を対象にして、動脈硬化性疾患の危険因子である血圧、肥満度、血清総コレステロール(T-cho)、HDL-cho、中性脂肪、脂肪酸構成、血漿フィブリノーゲンの測定と動脈硬化危険因子に影響を与えると考えられる喫煙、飲酒を含めた食習慣、運動習慣等ライフスタイルの聞き取り調査を実施した。
ライフスタイル調査の結果では、男子大学生、特に4年生は食事の不規則な者が多く、朝食を抜く者(78%)あるいは夜9時以降に食事をするもの(93%)が多かった。また4年生は1年生に比べて、魚介類の摂取が少なく、卵や乳製品の摂取も少なかった。これに対して生理検査および血液検査結果は、(1年vs4年):血圧(116/66mmHg vs 114/65mmHg),肥満度:%fat(20.1% vs 21.2%),T-cho(167.8mg/dl vs 172.3mg/dl),HDL-cho(58.4mg/dl vs 57.1mg/dl),Fiblinogen(225.2mg/dl vs 233.0mg/dl),n-3系不飽和脂肪酸の構成割合(6.5% vs 7.0%)には有意差を認めなかったが、n-6系不飽和脂肪酸の構成割合(41.7% vs 39.5%:p<0.01)n3/n6比(0.16 vs 0.18:p<0.01)で1年生と4年生の間に差を認めた。男子大学生においては1年生と4年生のライフスタイルに大きな差を認め、また脂肪酸構成の一部にも相違を認めた。来年度はさらに例数を増やしてライフスタイルと動脈硬化性疾患危険因子の相互関係を検討する予定である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 田村祐司: "大学生の食習慣-男子学生と女子学生の比較-" 第34回全国大学保健管理研究集会報告書. (発表予定). (1997)

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公開日: 1999-03-08   更新日: 2016-04-21  

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