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1996 年度 実績報告書

日本国内における結核・エイズ合併症例の登録と情報ネットワーク化に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 08670455
研究種目

基盤研究(C)

研究機関慶応義塾大学

研究代表者

鎌倉 光宏  慶應義塾大学, 医学部, 専任講師 (60169604)

研究分担者 島田 直樹  慶應義塾大学, 医学部, 専任講師 (90255430)
キーワードAIDS / HIV / サーベイランス / ネットワーク・システム
研究概要

本年度は、研究の基本となるネットワーク・システムの構築・整備に主眼をおいた。1996年9月に学内の情報ハイウエイが整備されたことに伴い、まずプライバシー保護の点で問題が少ないと考えられる日本国内のAIDS/HIVに関する疫学情報についてインターネット上に学生の協力を得てホームページを作成した。主としてサーベイランス・データに基づく内外の情報をグラフ・表を多く用いてわかりやすく解説したものである。サーベイランス・データは、疫学以外の医学研究者にとっても解釈が困難な部分があり、企業の担当者などにも同様の訴えが多かったことも、ホームページを作成の理由の一つである。なお、アドレスはhttp://www.med.keio.ac.jp/〜fi930029/aids.htmlである。
1997年1月29日に開設、2月24日に内容の更新を行ったが、既に1千件以上の検索が認められ、この種の情報の要求が予想以上に高いものであることが分かった。AIDS/HIVについては、インターネット上に既に多くの情報が流されているが、情報の質に加えて統計などの内容の更新が為されていない点が大きな問題であると考えられる。間断のない内容の更新と英文化が求められる課題であると考えている。
結核・エイズ発症合併症例の登録については患者個人のプライバシーを保護と各医療機関の情報の質と量の差が問題になるが、集団としてのco-incidenceその他の情報をまとめ、前述のホームページなどを利用して、適切な情報を正確に伝達する手段を考察・実行することが次年度の課題であると考えている。

  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] Soda,K.,Kamakura,M.,Kitamura,K.: "Research activities of epidemiology in Japan;Infectious disease" J.Epidemiology. 6:3. 61-66 (1996)

  • [文献書誌] 岡本幹三,森尾眞介,鎌倉光宏他: "質問票調査によるアジア諸国におけるHIV/AIDS流行状況" 日本公衆衛生学雑誌. 43:8. 644-650 (1996)

  • [文献書誌] Morio S.,Soda,K.,Kamakura,M.et al.: "Simulation of the heterosexual HIV/AIDS epidemic in Japan by a fuzzy mathematical model." Yonago Acta medica. 39:2. 83-98 (1996)

  • [文献書誌] 鎌倉光宏: "HIV感染症・エイズ;日本と世界の現況" CURRENT THERAPY. 14:7. 1139-1145 (1996)

  • [文献書誌] 鎌倉光宏: "HIV・エイズの臨床と国内外の動向;疫学,職場とエイズ" 産業医学振興財団,東京, (1996)

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公開日: 1999-03-08   更新日: 2016-04-21  

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