• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

1996 年度 実績報告書

クローン化培養細胞が産生する新規ミクログリア増殖分化促進因子の研究

研究課題

研究課題/領域番号 08670545
研究種目

基盤研究(C)

研究機関国立精神・神経センター

研究代表者

菊池 愛子  国立精神神経センター, 神経研究所・微細構造研究部, 研究員 (70159010)

研究分担者 加茂 功  国立精神神経センター, 神経研究所・微細構造部, 室長 (70108489)
キーワードミクログリア / 培養細胞 / 分化増殖因子 / 筋様細胞 / アストログリア
研究概要

クローン化培養胸腺筋様細胞からモノサイト系細胞分化増殖因子80k,100k因子を二種みいだしたところ、当該二因子のアミノ酸配列は、既存のモノサイト系分化増殖因子、M-CSF,GM-CSF等とは全く異なる新規因子であった。これらの二因子の作用は胸腺モノサイト系細胞にとどまらず、脳のミクログリアにも作用することから、脳内にも胸腺筋様細胞と類似の作用をする細胞の存在が考えられたのでスクリーニングしたところアストログリアが類似因子を産生していた。特に、アストログリアの100k相当因子は>200k分子として産生されていることがウエスターンブロット解析の結果判明した。コア蛋白部分の解析の結果、胸腺筋様細胞由来100k因子と脳アストログリア由来>200k因子は共に、40kのコアからなることが判明し、同一の遺伝子によってコードされていると考えられる。両者の分子サイズの差は結合しているグリコサミノグリカン鎖の数、または長さの相異によることが示唆される。
一方、80k相当因子の脳内における産生の可能性については現在詳細に検討している。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] I.Kamo: "Expression of markers for both neuronal and glial cells in human ammniotic epithelial cells" Neuroscience Letters. 209. 9-12 (1996)

  • [文献書誌] I.Kamo,A.Kikuchi: "Monocytic lineage cell growth and differentiation factors produced by thymic myoid cells" Eur.J.Haematology. 57(supl). 31-31 (1996)

  • [文献書誌] A.Kikuchi,I.Kamo: "Thymic myoid cells produce multiple cytokines for lymphocytes and monocytic cells" Cancer Detection and Prevention. 20. 395-395 (1996)

URL: 

公開日: 1999-03-08   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi