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1996 年度 実績報告書

筋萎縮性側索硬化症における神経組織カルシウム チャンネルのリガンド結合動態

研究課題

研究課題/領域番号 08670736
研究種目

基盤研究(C)

研究機関大阪医科大学

研究代表者

木村 文治  大阪医科大学, 医学部, 講師 (90204990)

キーワードAmyotrophic latenal Sclersis / VSC 4.1 / polyglutamine / SBM4
研究概要

著者らはsALS新鮮生検筋組織を用いてL型VGCC binding assayを行い、正常筋組織に比べてdihydropyridineリガンドである(3H)PN200/110のKd低下(親和性亢進)を認めた。この変化はsALS疾患特異的ではないが、脊髄性進行性筋萎縮症などでは認められなかった。Bmaxについては脱神経の程度に比例して増加した。ALSIgGが前角細胞に対してapoptotic processによる細胞障害性を示すか否かを検討するための基礎実験として培養脊髄前角神経細胞(VSC4.1)はDMEM/F12培養液にて7日間培養し、一定の増殖が得られた段階で各濃度cAMP(0.25,0.5,1,2,10mM)を添加しneurite bearing cell%,MTT assayを行った。それぞれneurite bear-ing cell(16.2、25.3、36.3、22.4、18.3%),MTT assay(0.381,0.440,0.441,0.235,0.326,0.396)と1mM cAMPが分化誘導に対する至適濃度と考えられたMAP-2による免疫組織化学にても1mM cAMPがその発現量が最も多く、運動神経誘導への至適濃度であることが確認された。ALS同様の運動神経変性疾患である球脊髄型筋萎縮症のpolyglutamine tract (PGT)を人工的に52,92,132,212と伸張させたfull-length androgen receptorをNG108-15 cellに挿入しtranscriptional activityを検討した。その結果、PGT数が増加するほどtranscriptional activityは低下した。また、AR geneのwild type(CAG=22)とmutant type(CAG=52)をtransfectしたNG108-15 cellの増殖への影響を検討したところ、mutant typeで増殖抑制が見られた。このことより、PGTは神経細胞の分化増殖に関わる因子であると考えられた。

  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 木村文治,他: "抗カルシウム・チャネル" 『キーワード1997-98神経変性疾患』. 11-12 (1997)

  • [文献書誌] 中嶋秀人,木村文治,他: "Transcriptional activity by the audrogeu reuptp in X-linked spinal and hulhad muscular atropby" J.Neurol Sci. 142. 12-16 (1996)

  • [文献書誌] 中嶋秀人,木村文治,他: "Effect of anclrogen receptor polyglutancine tract expausion on proliteration of NG 108-15 cell" Neuroscience letlers. 222. 83-86 (1997)

  • [文献書誌] 木村文治,他: "AhS. proguss and perspectives in Basic Research" 1996 Elserier Science B.V., 436 (1996)

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公開日: 1999-03-08   更新日: 2016-04-21  

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