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1996 年度 実績報告書

Mモード血管内エコー法による動脈壁局所粘弾性特性の解析に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 08670796
研究種目

基盤研究(C)

研究機関香川医科大学

研究代表者

舛形 尚  香川医科大学, 医学部・附属病院, 助手 (70263910)

研究分担者 阪本 整司  香川医科大学, 医学部・附属病院, 助手 (60253267)
野崎 士郎  香川医科大学, 医学部・附属病院, 助手 (80243773)
水重 克文  香川医科大学, 医学部・附属病院, 講師 (90166009)
千田 彰一  香川医科大学, 医学部・附属病院, 助教授 (30145049)
松尾 裕英  香川医科大学, 医学部, 教授 (90028514)
キーワードMモード血管内エコー法 / 加齢 / 動脈壁 / 粘弾性特性 / 冠動脈 / プラーク / 弾性線維 / 膠原線維
研究概要

1.Mモード像表示可能な血管内エコー装置の改発
現有の血管内エコー装置アロカ社製SSD-550を改良し,心電図同期で任意ビーム方向のMモード像を表示できる装置とした。本装置では論理的に30MHzの探触子を用いると距離分解能は0.15mmである。1画面上には2秒間の間の血管壁厚の心周期による変動を表示可能である。本装置を用いれば血管内エコー像の断層像とMモード像を迅速に連続して記録可能である。
2.ヒト大動脈の血管壁固有の物性特性の計測
ヒト大腿大動脈を対象として本装置を用いて血管壁固有の弾性係数を計測するためにMモード血管内エコー像の記録を行った。実際のMモード画像では血管内膜および外膜が収縮期から拡張期にわたって明瞭に描出でき,血管壁厚の変化も正確に計測可能であることが確認された。
また同時に断層像から血管内径の計測を行った。さらに同時にカテ先圧トランスデューサーを挿入し,Mモード像計測部位で圧測定を行った。本装置により経時的に血管壁厚が計測できるため,引張応力-ひずみ関係が得られ,これらの計測値より局所動脈壁固有の弾性係数が計測可能であることが示された。したがってこれらの情報を心電図同期で統合し,一心周期にわたる連続した動脈壁引張応力-ひずみ関係(曲線)を求めることが可能と思われた。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Morita H,et al: "New noninvasive method of diagnosing vasospastic angina based on dilation response of the left main coronary artery to nitroglycerin as measured by echocardiography." J Am Coll Cardiol. 27(6). 1450-1457 (1996)

  • [文献書誌] 吉川 圭,他: "血管内エコー法による冠状動脈プラーク形態の観察:急性心筋梗塞発症メカニズムの検討." J Cardiol. 27(3). 95-101 (1996)

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公開日: 1999-03-08   更新日: 2016-04-21  

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