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1998 年度 実績報告書

急性脳炎の遺伝子診断に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 08670874
研究機関名古屋大学

研究代表者

森島 恒雄  名古屋大学, 医学部, 教授 (90157892)

研究分担者 木村 宏  名古屋大学, 医学部, 助手 (30303621)
キーワード急性脳炎 / 急性脳症 / 単純ヘルペスウィルス / インフルエンザウィルス / 疫学調査
研究概要

平成10年度 急性脳炎の遺伝子診断についての研究成果は以下のとおりである。
1. 単純ヘルペス脳炎
PCR法による遺伝子診断は全国的に普及しつつある。そのPCR法で確定診断した小児のヘルペス脳炎の臨床像を明らかにした。(論文発表)
また、小児の単純ヘルペス脳炎でしばしば(25%)みられる再発の要因について、発症早期の治療(薬用量など)が大きく関与していることを明らかにした。(論文準備中)
2. インフルエンザ脳炎・脳症
1997-98年のおよび1998-99年のシーズンにおいて重症のインフルエンザ脳症が多発し、死亡例も多くでた。この疫学調査を行った。また、PCR法を確立し、(1)重症例ではウイルス血症が存在すること(2)髄液中のウイルスゲノムの検出頻度が高くなく、脳内でのウイルスの増殖は少ないことを示した。(3)血清および髄液中の各種サイトカイン濃度を測定し、とくにIL-6が病態に強く関与していることを明らかにした。(論文印刷中)

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] Ito Y. et al.: "Polymerase chain reaction-proved herpes simplex encephalitis in children." Ped.Infect.Dis.Child. 17(1). 29-32 (1998)

  • [文献書誌] Morita M. et al.: "Calification in the basal gangia with chronic active Epstein-barr virus infection." Neurology. 40. 1485-1488 (1998)

  • [文献書誌] Ito Y. et al.: "Dection of Influenza Virus RNA by Reverse Transcription-PCR and Proinflammatory Cytokines in Influenza-virus-associated encephalopathy." J.Med.Virol. in press. (1999)

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公開日: 1999-12-11   更新日: 2016-04-21  

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