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1996 年度 実績報告書

5型ラミニンの生合成と角化細胞の接着に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 08670957
研究種目

基盤研究(C)

研究機関富山医科薬科大学

研究代表者

松井 千尋  富山医科薬科大学, 医学部・附属病院, 講師 (10181679)

キーワード5型ラミニン / 基底膜 / ヘミデスモソーム
研究概要

本研究は、表皮基底膜の構成に重要である5型ラミニンがどのようにアッセンブリされるかという基礎的な面と、本蛋白が欠損する先天異常である接合部型先天性表皮水泡症の羊水診断の簡略化という臨床的な側面を持っている。現在までのところ
1)5型ラミニンの3つのサブユニットに対する抗体を作成し終わった。
2)5型ラミニンの3つのサブユニットのcDNAを真核細胞用発現ベクターに挿入した。
というところまで進展しており、今後は
臨床面:正常ヒト羊水をもちいたウエスタンブロッティングで、5型ラミニンを含むヘミデスモゾーム構成蛋白の産生の有無、産生蛋白の異常の有無につき検討するシステムを構築する。
基礎面:培養細胞へのトランスフェクションやin vitro translationを用いてリコンビナント5型ラミニンを作成しそのアセンブリやほかの基底膜構成成分との関連につき検討を進める。
という計画を持っている。
また、5型ラミニンに対する自己抗体を有する疾患に瘢痕類天疱瘡があるが、患者血清の認識するエピトープを決定するためα鎖蛋白を断片化したリコンビナント蛋白も作成する予定である。

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公開日: 1999-03-08   更新日: 2016-04-21  

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