研究概要 |
平成10年度には,インフォームドコンセントを得た患者に対し,実際にMRIガイドによる穿刺生検と血管造影を試みた.MRI以外の画像診断法によっては病変が不明瞭であったり,骨などに邪魔されて良好な穿刺方向が得られないため穿刺生検を施行できなかった症例でも,MRIガイドによる穿刺生検が可能で臨床的有用性は極めて高かった.安全性も高く問題はなかった.血管造影も可能であったが,開放型装置が低磁場であり時間分解能が低くreal-timeのモニタリングがまだ不可能なため,X線透視に比べ手技的にはやや劣りこれからの課題を残した.
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