研究課題/領域番号 |
08671033
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研究種目 |
基盤研究(C)
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研究機関 | 山口大学 |
研究代表者 |
菅 一能 山口大学, 医学部・附属病院, 助教授 (90171115)
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研究分担者 |
清水 建策 山口大学, 医学部・附属病院, 医員
西垣内 一哉 山口大学, 医学部, 助手 (40263769)
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キーワード | ゼノンガス / SPECT / 肺換気 / 閉塞性肺疾患 |
研究概要 |
1.ボランティアを募り、正常7人の本検査のデータ収集を行い、肺のXenon-133ガス洗い出しの生理的所見を明らかにし、かつ各肺領域におけるXenon-133ガス洗い出しの正常値を算出した。 2.閉塞性肺疾患および肺癌症例を中心に、現在まで約60例で本検査を行い、正常肺とのXenon-133ガス洗い出しの差異を明らかにした。また、科学研究費補助金で購入したコンピュータ(Apple Power Mac 8500/120/48MB/HD2000/CD)を用いてデータ保存,データ処理および画像表示を行い、これらの肺疾患例と正常人とのXenon-133ガス洗い出しの差異に有意差があることを示した。 3.科学研究費補助金で購入したコンピュータを用いて、各症例の肺computed tomography(CT)像を取り込み、Xenon-133SPECT像との対比を容易に行えるように工夫した。さらにXenon-133ガス洗い出しの遅延した部位の解剖学的分布が把握し易いようにXenon-133SPECTの3次元表示画像を開発した。 4.なお現在、肺気腫患者の肺容量減少術の評価における本検査法の有用性、および肺癌患者における腫瘍の気管支進展と局所肺換気の相関について、それぞれ症例を重ねて検討中であり、その成果は欧文雑誌に発表予定である。
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