研究課題/領域番号 |
08671049
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研究種目 |
基盤研究(C)
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研究機関 | 慶応義塾大学 |
研究代表者 |
安藤 裕 慶應義塾大学, 医学部, 講師 (20118904)
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研究分担者 |
川口 修 慶應義塾大学, 医学部, 助手 (90276428)
塚本 信宏 慶應義塾大学, 医学部, 助手 (20227375)
国枝 悦夫 慶應義塾大学, 医学部, 助手 (70170008)
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キーワード | 画像診断装置 / ネットワーク / 分散型データベース / パソコン / 画像診断のためのハイパーテキスト |
研究概要 |
本研究の目的は、(1)画像診断のためのデータ構造、(2)診断支援機能の確立、(3)メモ機能の3点である。画像診断のためのデータ構造は、クライアント・サーバーモデル上でデータベースを構成しているワークステーションから画像診断を行うパーソナルコンピュータに画像を転送するときに柔軟性のある画像情報を扱えるように設計した。静止画は、IS&C規格やDICOM規格を用いた。動画は現在標準的に用いられているMPEG2を用いた。また、音声はウインドウで用いられているWAV形式を用いた。 1996年度は、分散型データベースの構築を行い、IS&C規格の5.25インチ光磁気ディスクを用いて、3、000例の画像を入力した。画像検索機能をHTML(Hyper Text Markup Language)を用いて作成する準備を行った。画像を表示するソフトウエアとしてハードウエアに依存しない、プログラムの開発を検討し、現在、JAVAを用いた画像表示プログラムの開発を行っている。 つぎに、画像診断に役立つメモ機能の基本機能を洗い出し、光磁気ディスクにこのメモを記録し、画像と同時に表示するオーバーレイ機能の概要を検討した。メモには文字だけでなく、矢印やマークも同時に扱える機能を付加し、画像のみと画像とメモ両方の表示を選択して切り替える機能、また複数枚のオーバーレイを使用してアニメーションを行う機能などを検討している。これらのメモ機能の画像表示装置への実装は1997年度に予定している。
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