研究課題/領域番号 |
08671342
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研究種目 |
基盤研究(C)
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研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
佐藤 信昭 新潟大学, 医学部附属病院, 講師 (90215822)
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研究分担者 |
山本 格 新潟大学, 医学部, 助教授 (30092737)
親松 学 新潟大学, 医学部附属病院, 医員
小山 諭 新潟大学, 医学部附属病院, 医員
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キーワード | 水チャネル / 消化管 / RNase Protection Assay |
研究概要 |
(1)クローニング ラット大腸よりmRNAを抽出し、既知の水チャネルmRNA配列に基づいて作製したdegenerate primerを用いてRT-PCRクローニングを行った。その結果、3種類の水チャネルクローン(アクアポリン:AQP-1、AQP-3、AQP-4)が得られた。各々のクローンを用いてラジオアイソトープラベルのプローブを作製してRNase Protection Assay法を行いラット消化器管における水チャネルmRNAの分布を調べた。さらにDigoxigeninを用いて非放射性プローブを作製し、in situ hybridization法により消化管組織内における水チャネルmRNAの局在を調べた。その結果、ラット消化管には少なくとも3種類の水チャネルが存在し、消化管における分布はチャネルごとに特徴があり、組織においては上皮細胞に豊富に存在することが判明した。(第33回日本外科代謝栄養学会発表) さらに、新たな水チャネルの可能性のあるクローンも得られ、現在解析中である。 (2)ラット腸切モデルにおける水チャネルの発現 ラット小腸大量切除モデル(90%小腸切除)において、術後1、2、4週目に消化管のtotal RNAを抽出し、前述の3種の水チャネルRNAについてRNA Protection Assay法を用い、現在解析中である。
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