研究概要 |
1.Ischemic preconditioningによる虚血・再潅流後の肝組織内Ca濃度の観察 ラットの40分温虚血・再潅流モデルを用い、 1)コントロール群、2)10分のIschemic preconditioning群にて再潅流2時間後の血中(各n=10)及び肝組織内Ca濃度を測定した(各n=7,6)。 血中Ca濃度はコントロール群で9.88【.+-。】0.55mg/dl、Ischemic preconditioning群では9.88【.+-。】0.55mg/dl、肝組織内Ca濃度はコントロール群で0.045ぷらすまいなす0.011mg/g、Ischemic preconditioning群で0.046【.+-。】0.018mg/gと、両群間に差を認めなかった。 2.Ischemic preconditioning後の温虚血肝移植 30分温虚血後に肝移植を行い、Ischemic preconditioningの有無による再潅流2時間後の肝機能の変化を観察した。 1)コントロール群(n=9)、2)10分のIschemic preconditioning群(n=5)コントロール群のAST3,711【.+-。】991IU/L、ALT4,298【.+-。】1,355IU/Lに対し、Ischemic preconditioning群ではAST2,569【.+-。】772IIU/L、ALT2,888【.+-。】1,427U/Lと、ASTは有意(p<0.05)に減少していた。
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