研究課題/領域番号 |
08671392
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研究機関 | 東京女子医科大学 |
研究代表者 |
大河原 久子 東京女子医科大学, 医学部, 講師 (10075468)
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研究分担者 |
片桐 展子 東京女子医科大学, 医学部, 講師 (30075428)
中川 芳彦 東京女子医科大学, 医学部, 助手 (10188914)
広谷 沙千子 東京女子医科大学, 医学部, 助手 (70211513)
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キーワード | 細胞療法 / 異種移植 / 人工臓器(膵臓) / MIN6 / ブタ膵細胞 / 人工膵島 / Diffusion chamber / bioartificial endoerine pancreas |
研究概要 |
益々増加の傾向にある糖尿病の発症や合併症の進展・予防をなし得る治療法として、膵島移植の研究が進められている。この膵島移植に、高分子重合体や選択的透過膜を用てimmunoisolationをおこなったものが、細胞植え込み型人工膵島(bio-artificial endocrine pancreas)である。本研究において我々は、移植膵細胞(Doner cells)として正常膵細胞の代わりにMIN6(mouse insulinoma cell line)を用いて多くの実験を行うことができた。 その1)Diffusion chamber型人工膵島における免疫隔離膜としての高分子膜の孔径の評価。-in vivo,& in vitro-(人工臓器'96 & '97 etc.) その2)Diffusion chamber型bio-artificial endocrine pancreasを用いての長期異種移植の可能性についての検討。(Transplantation'96etc.) 等など、MIN6を用いることによって基礎検討を一気に進めることが可能となった。このように、Diffusion chamber型人工膵島の安全性の検討、長期機能維持の可能性、異種移植の可能性を検討出来たことは、Difusion chamber型人工膵島の実現化により一歩近ずくことが出来たと思われる。 尚、現在は、 その3)成熟ブタ膵細胞の分離と保存。 その4)MIN6を用いることはもとより、正常膵細胞を用いての、大動物(哺乳動物)間における異種移植をも試みている。
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