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1996 年度 実績報告書

臨床における腸管内最近の血中移行の発生病態の研究

研究課題

研究課題/領域番号 08671436
研究種目

基盤研究(C)

研究機関滋賀医科大学

研究代表者

花澤 一芳  滋賀医科大学, 医学部, 助手 (80146406)

研究分担者 阿部 元  滋賀医科大学, 医学部, 助手 (80283563)
遠藤 善裕  滋賀医科大学, 医学部, 助手 (40263040)
キーワードBacterial translocation / Endotoxin / septic shock / Peptidoglycan
研究概要

平成8年度まとめ
実験1)ICRマウスに対してLPS5mg/kgを腹腔内に投与し、24時間後腸間膜リンパ節(MLN)培養し、バクテリアトランスロケーション(BT)の有無を検討した。
治療群としてプロテアーゼインヒビターであるウリナスタチンを投与しBTの抑制効果を検討した。実験は以下の6群に無作為に分別した。I群(n:12)は腹腔内に生食のみ投与。第II群はウリナスタチンとLPSを同時投与した群、(n:13)第III群は生食+LPS(5mg/kg)を腹腔内投与した群(n:14)。第IV群は生食を30分間隔で2回腹腔内投与した群(n:12)、第V群はウリナスタチンを投与し、30分後にLPSを投与した群(n:12)、第VI群は生食注入後30分後LPSのみを投与しこれを2回30分間隔で行った群(n:12)にてBTの発生率と生存率につき検討を行った。
結果)BTの発生率はI群25%、II群38%、III群79%、でウリナスタチンの予防効果を認めた。生存率も72時間で検討を行ったが、第V群のウリナスタチン投与群が最も高かった。
実験2)臨床例におけるBTの頻度、-現在各種病態下(イレウス、担癌生体の再手術患者、放射線治療後の緊急開腹症例の術中腸間膜リンパ節を培養し、エンドトキシン測定も含め検討中である。
実験3)BTの診断法の確立として血中ペプチドグリカン測定法の新しい開発を進めている。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 来見良誠: "感染巣の検索が困難であった外科感染症の1例" 日本外科感染症. vol.8. 237-241 (1996)

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公開日: 1999-03-08   更新日: 2016-04-21  

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