研究課題/領域番号 |
08671534
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
研究機関 | 宮崎医科大学 |
研究代表者 |
鬼塚 敏男 宮崎医科大学, 医学部, 教授 (60108595)
|
研究分担者 |
関屋 亮 宮崎医科大学, 医学部, 助手 (00206640)
松崎 泰憲 宮崎医科大学, 医学部, 講師 (90190446)
|
キーワード | microchimerism, / heart transplantation, / rat, / origin |
研究概要 |
移植後にレシピエント中に認められる微量のドナー由来の細胞の放射線感受性に対して、以下の4群について検討した。Group 1a(G1a)雄LEW.1W心を雌LEW.1Wに移植した群。Group 1b(G1b)雄LEW.1A心を雌LEW.1Aに移植した群。Group 2a(G2a)放射線照射(15Gy)を行った雄LEW.1W心を雌LEW.1Wに移植した群。Group 2b(G2b)放射線照射を行った雄LEW.1A心を雌LEW.1Aに移植した群。以上の群において、ドナー心からレシピエントの体循環に移行した細胞(microchimerism of peripheral blood:MCPB)の動態をY染色体上の性決定遺伝子(SRY)に対する特異的プライマーを用いたPCR法によって心移植後2週間毎に解析した。Group 1aにおいて、8/8例が24週間にわたってMCPBを維持しており、同様にGroup 1bにおいて、6/7例に24週間にわたってMCPBが認められた。Group 2a、Group 2bでは移植直後よりMCPBは認められなかった。このことより、MCPBは放射線感受性であることが示された。
|