研究課題/領域番号 |
08671591
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研究種目 |
基盤研究(C)
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研究機関 | 長崎大学 |
研究代表者 |
柴田 尚武 長崎大学, 医学部, 教授 (50039517)
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研究分担者 |
笠 伸年 長崎大学, 医学部, 助手 (20231706)
徳永 能治 長崎大学, 医学部附属病院, 講師 (00207557)
安永 暁生 長崎大学, 医学部, 助教授 (90124841)
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キーワード | 脳腫瘍 / リポソーム封入シスプラチン / シスプラチン誘導体 |
研究概要 |
【1】1-アミノラクトース修飾プルラン被覆リポソーム封入シスプラチン (1)単層培養9Lグリオーマに14C及び3Hイヌリンで標識したプルラン被覆リポソームと、1-アミノラクトース修飾プルラン被覆リポソームを3時間接触させたあと、後者は前者にくらべ、14Cで約5倍、3Hイヌリンで約4倍の取り込み率が見られた。 (2)9Lグリオーマ移植ラットの15日目の内頚動脈よりプルラン被覆リポソーム封入シスプラチンS1-アミノラクトース修飾プルラン被覆リポソーム封入シスプラチン1mlを投与し、30分後にプラチナ濃度を原子吸光法で測定したところ、後者は前者にくらべ、腫瘍分布は約4倍に増加していた。 (3)牛脳微小血管内皮細胞monolayerを用いたin vitro BBモデルで、リポソーム封入シスプラチンは、transcellular transportで内皮細胞を透過することが示された。 【2】Pyridoxic acid-ジアミン白金(II)錯体 (1)単層培養9Lグリオーマを用いたMTT assay法による抗腫瘍効果は、シスプラチン単独と有意差はでてないが、少なくとも同等であった。 (2)9Lグリオーマ移植ラットを用いた原子吸光法による臓器内分布は、シスプラチン単独にくらべ誘導体が腫瘍への取り込みが有意に高かった。また、有意差はでてないが、腎肝脾への取り込みは少なかった。
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