1)ヒトコンドロモジュリンI(ChM-I)cDNAのクローニング ヒト高分化型軟骨肉腫よりmRNAを抽出し、γファージに組み込みcDNAライブラリーを作成した。ウシChM-Iの5′側をプローブにしてライブラリーのスクリーニングを施行したところポジティブクローンを取得した。塩基配列を確認したところ、このクローンは塩基長1.5kbでありヒトChM-Iをコードしていることが明らかとなった。 2)ヒトChM-I遺伝子のクローニング Clontech社よりEMBL3に組み込まれたヒト胎盤由来のヒトゲノムライブラリーを購入し、ヒトChM-I cDNAをプローブとしてライブラリーのスクリーニングを施行したところ、ポジティブクローン1つを取得した。このクローンの制限酵素地図を作成した後、塩基配列を確認したところ、3′側5.7kbにN端codingexonと次のexonとが含まれていることが確認された。現在このクローンより3′側をgenomic walkingによってクローニングを行っている。
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