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1997 年度 実績報告書

骨癒合促進及び機能的判定法に対する生体力学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 08671681
研究種目

基盤研究(C)

研究機関大阪市立大学

研究代表者

西村 典久  大阪市立大学, 医学部, 講師 (20237738)

研究分担者 山野 慶樹  大阪市立大学, 医学部, 教授 (90069013)
キーワード骨癒合 / 生体力学
研究概要

A)基礎的研究
(1)白色家兎を用いた動物実験
白色家兎雄8週齢(約2kg重)10羽を用いて,下腿骨中央部をミニ電動鋸切断,オルソフィクス創外固定器M-100を装着する.術後1週から1日1mmの割合で14日間の延長を行い,その延長期間中に低出力非侵襲超音波パルス(30mW/cm2)を照射する.延長終了後3,6,9週で屠殺,骨切り部の組織像の検索を行い,非照射群と対比させた.その結果,照射群は非照射群に比べて,有意に仮骨形成の良好なことがX線学的及び組織学的に認められた.
B)臨床的研究
(1)大腿骨脚延長術における超音波骨折治療器(SAFHS)の骨癒合促進効果
大腿骨仮骨延長法を施行した5例に対して,延長期間中SAFHSを1日20分間照射,仮骨形成状態をX線学的に評価した.その結果,仮骨形成状態は照射群では過形成型を呈したが,非照射群では正常形成型か低形成型であった.
(2)動的歪ゲージ法における骨癒合判定法
下肢長幹骨の仮骨延長法や高位脛骨骨切り術11例に対して,オルソフィクスやイリザロフ創外固定器を用い,ピンやワイヤーに貼付した単歪ゲージの歪量をテレメトリー装置(日本電気三栄製)を用いて計測,同時に床反力計の上を3サイクル歩行させ,垂直応力負荷のFz値と対比した.その結果,動的歪ゲージ法の歪-時間曲線はFz値と高い相関関係を示した.また,従来行ってきた静的歪ゲージ法の歪量と正の相関関係を認めた.

  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] 西村典久: "イリザロフ創外固定法の基礎と臨床" 大阪臨床整形外科医会会報. 23. 18-32 (1997)

  • [文献書誌] 西村典久: "歪ゲージを用いた経時的応力測定法" OS NOW 新時代の整形外科治療. 25. 157-162 (1997)

  • [文献書誌] 西村典久: "イリザロフ創外固定法の臨床応用" 中部日本整形外科災害外科学会誌. 40. 441-442 (1997)

  • [文献書誌] 西村典久: "偽関節に対するイリザロフ法の治療" 骨折. 19. 815-819 (1997)

  • [文献書誌] 西村典久: "歪ゲージを用いた機能的骨癒合判定法の検討" 日本整形外科学会誌. 71. S564- (1997)

  • [文献書誌] 西村典久: "イリザロフ法による下肢変形矯正の治療成績" 日本整形外科学会誌. 71. S779- (1997)

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公開日: 1999-03-15   更新日: 2016-04-21  

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