1.ラットの血管柄付き骨膜とハイドロキシアパタイトを用いたハイブリッドボーンのモデルを作製し、皮下でこの人工材料に骨が形成されることをHE染色による脱灰組織標本で確認した。ハイドロキシアパタイト移植後、1、2および4週間でこれを採取し、経時的な骨量の増加が認められた。又、対照実験として骨膜のかわりに筋膜を用いたモデルでは、骨は形成されなかった。 2.骨膜における骨形成能を調査したところ、ALP、BGPともRNAレベルでの発現が認められ、骨形成能が評価できた。 ひきつづき、 1.人工骨へのvascularizationをmicro-angiographyを用いて評価する。 2.ハイドロキシアパタイトに骨髄細胞を注入したモデルを作製し、その骨形成を生化学的に評価する。対照実験として骨膜のかわりに筋膜を用いたものを作製する。 を行なう予定である。
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