研究課題/領域番号 |
08671693
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研究種目 |
基盤研究(C)
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研究機関 | 帝京大学 |
研究代表者 |
出沢 明 帝京大学, 医学部, 助教授 (90237024)
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研究分担者 |
出沢 真理 千葉大学, 医学部, 助手 (50272323)
山根 友二郎 帝京大学, 法学部, 教授 (50009586)
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キーワード | 脊髄神経根 / 坐骨神経 / サイトカイン / 磁場 / HRP / IL-1 / 後根神経節 / Schwan cell |
研究概要 |
神経回路の再生は神経細胞からの突起発芽、突起伸展、シナプス形成の3段階がある。そこで昨年に続きラットの神経根の再生過程での磁場の影響について研究を行なった。腰部の椎弓切除を施行しdorsal root ganglion より2mmの部位にて切断しサイトカイン(IL-1)をハミルトンシリンジを用いてmicroinjectionする。注入した腰部神経根は再縫合する。磁場は平均2ガウスでパルス電流の最高電流密度は5uA/cm^2で3週間刺激した。対照群は5匹のラットを用いた。神経再生の評価にはまず形態学的研究を行なった。3-4週の切断近位と遠位での切片より透過型電顕にて再生軸索は残存した基底膜に沿ってShwann細胞の突起が接着するように伸展しShwann細胞の突起に囲まれてくる軸索の伸展形態は同様であった。 また脱髄軸索の有髄化remyelinationも同様にみられ磁場刺激の有為な差は認められなかった。また再生の評価の為に切断遠位側に腰部神経根にHRP(Horse radish peroxydase)を注入し48時間後に潅流固定をしてDAB反応にてhole mount retinaでラベルされた腰神経節細胞数を計測すると量群共に有為な差は認められなかった。 そこで現在は免疫電顕でHRPによるpre embedding methodと凍結超薄切片による徳安法のアプローチによってED-1(Serotec社)でperitoneal macrophageやTNFαの投与によるmacrophageの分布形態を検索中である。
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