研究課題/領域番号 |
08671693
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
整形外科学
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研究機関 | 帝京大学 |
研究代表者 |
出沢 明 帝京大学, 医学部, 助教授 (90237024)
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研究分担者 |
出沢 真理 千葉大学, 医学部, 助手 (50272323)
山根 友二郎 帝京大学, 法学部, 教授 (50009586)
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研究期間 (年度) |
1996 – 1998
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キーワード | 脊髄神経根 / サイトカン / IL-1 / gap junction / tight junction / 再生 / シュワン細胞間 / blocytin |
研究概要 |
抹消神経再生としてラット坐骨神経切断モデルとして再生繊維-シュワン細胞間の接着構造を解析し磁場刺激下での影響を調べた。 1) tight junctionこれらは透過〓において細胞膜外膜の局所的な融合としてみられ、免疫〓でZO-1 tight junction associate proteinがこの構造の近傍かつ細胞質側に局在しているのが確認された。凍結割断法では10-20個の膜内粒子が再生繊維ないしシュワン細胞膜においてみられ、部分的に粒子の融合が認められた。経時的変化を免疫組織化学においてZO-1を指標に迫ったところ、坐骨神経において再生2週目で反応のピークがあり4週には反応が減弱していた。 2) gap junction坐骨神経において透過〓で観察された。免疫〓では神経繊維とシュリン細胞間に局所的なconnexin32の反応が見られ、凍結割断法で10個以内の小規模なgap junction様構造を確認した。また回転蒸着法で各粒子におけるcontroal dotが見られた。さらに、坐骨神経ではこれらgap junction様構造を通じた物質流通の可能性を検討するために、切断中枢側の神経繊維にblocylin(373mol.wl)をinicrolnjecltionしたところ、切断抹消側での再生繊維から隣接シュワン細胞へのblocytin移送を確認した。いずれもgap junctionというチャンネル構造が両者の間に形成され、細胞間の物質流通が神経再生において行われている可能性が考えられた。 再生繊維というシュワン細胞の間には細胞接着分子やtight junctionなどの分子的・構造的な接着機構が介在し、また小規模で非定型的なgap junctionを通じ物質流通を含めたダイナミックで直接的な相互作用が起きている可能性が示唆された。このように、組織構造が流動的でしかもre-modelingの過程にある再生組織では、異種細胞間であっても一時的にtight junctionやgap junctionが形成されるされることが示唆された。 磁場刺激用コイルはソフトコイルの磁場強度とハードコイルの磁場強度は図に示すコイルを用いて行なった。3週間磁場刺激での神経伝導速度にはコントロールと比較して差は認められなかった。
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