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1996 年度 実績報告書

骨におけるメカノセンサーは骨細胞にあるか?IGF-1は荷重伝達に関与しているか?

研究課題

研究課題/領域番号 08671707
研究種目

基盤研究(C)

研究機関産業医科大学

研究代表者

成澤 研一郎  産業医科大学, 医学部, 助手 (20269062)

研究分担者 大石 陽介  産業医科大学, 医学部, 助手 (60233029)
大西 英生  産業医科大学, 医学部, 助手 (20279342)
中村 利孝  産業医科大学, 医学部, 教授 (50082235)
キーワード骨芽細胞 / 骨細胞 / MG63細胞 / Insulin-like Growth Factor-1 / 圧迫 / メカニカルストレス
研究概要

1.動物実験。8週令雌Sprague-Dawleyラット27匹をスタートコントロール群、動物群、非運動群(各9匹)の3群に分けた。運動群はランニングマシーンを傾斜15°、速度25m/minで30分間(3.80×B.W(gr)J)の運動負荷を7日間加えた直後に屠殺し、大腿骨遠位、脛骨近位、第5腰椎の骨密度をDEXAを用いて測定した。運動群では腰椎の骨密度は増加しなかったが、荷重のかかる大腿骨および脛骨では非運動群に比べて7.2%から8.5%増加した。また、左脛骨を摘出し、非脱灰硬組織標本を作製後、近位部海綿骨を形態計測した。運動群の海綿骨量は非運動群の19.7%に対して24.0%に増加した。
2、培養細胞実験。(1)、骨芽細胞様細胞MG-63細胞を用い、これを24well plateに培養し24時間後にserum freeとしさらに48時間後に密封チャンバー内に入れ、ヘリウムガスを挿入し10分間,0,150,760mmHgの加圧をした。加圧後22時間に[^3H]thymidineを加え24時間後のuptakeを測定した。150mmHgの加圧では56%のuptake増加がみられたが、760mmHgでは増加しなかった。加圧前にIGF-I20ng/mlを添加するとuptakeは5倍になり、さらに圧を加えると150mmHgで8%、760mmHgでは43%のuptake増加がみられた。
(2)、同様の細胞を6cm dishに培養し同様にserum freeとし、10%FBS、1,25(OH)_2D_3(10nM)、IGF-I(20ng/ml)を添加してtotal RNAを採取、Northern blottingによりオステオカルシンmRNAの発現を調べた。no serumおよび10%FBSでは発現しなかったが、D_3の存在下でIGF-Iを添加すると著明な発現が見られた。

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公開日: 1999-03-08   更新日: 2016-04-21  

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