研究課題/領域番号 |
08671712
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研究種目 |
基盤研究(C)
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
齋藤 重行 筑波大学, 臨床医学系, 講師 (20186935)
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研究分担者 |
西川 俊昭 秋田大学, 医学部, 教授 (50156048)
水谷 太郎 筑波大学, 臨床医学系, 講師 (80181890)
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キーワード | 脊髄 / 刺激 / ラット / 一酸化窒素(NO) / 一酸化窒素合成酵素 |
研究概要 |
疼痛刺激は、脊髄内のC-fosなどの酵素誘導を来すことが知られているが、一酸化窒素合成酵素を誘導し、疼痛記憶に関与している可能性がある。疼痛刺激のみならず、温熱、冷却、電気的刺激などの各種刺激を用いて一酸化窒素合成酵素含有細胞数の変化を観察し、刺激の種類によって酵素誘導が生じるか否かを組織化学法によって明らかにする事を目的として以下の研究を行った。 ラット24匹を各群12匹とし、1、2群とした。 1 正常ラットの足底部に生理食塩水10μlを注入し対照モデルとする。 2 下肢に、50Hz,9Vの電気刺激を10分間行い電気刺激モデルを作成する。 上記1、2のモデルに対し、刺激投与6時間、24時間後、各6匹に対し、ペントバルビタール麻酔下に脊髄を生理食塩水、脱血環流後採取し、4%ホルマリン液で24時間固定した後、10%蔗糖液で凍結保護を行い、矢状面で切片を作成し、NOSをNADPH-diaphoraseを用いた組織化学法で染色した。 正常コントロールと電気刺激モデルのNOS含有細胞の増減を比較した。 結果:正常群では脊髄後角のNOS(NADPH-diaphorase)陽性細胞数は1-3層で19-23が観察されたのに対し、電気刺激モデルでは20-25で増加は見られなかった。以前のホルマリン刺激法では32まで増加しているのが観察されており、刺激法の違いによる差異が認められた。
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