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1996 年度 実績報告書

エンドトキシンショックにおける血管組織の誘導型NO合成酵素の局在の研究

研究課題

研究課題/領域番号 08671765
研究種目

基盤研究(C)

研究機関和歌山県立医科大学

研究代表者

山本 学  和歌山県立医科大学, 医学部, 助手 (90281279)

研究分担者 畑埜 義雄  和歌山県立医科大学, 医学部, 教授 (70115913)
キーワードNO合成酵素 / 血管 / in situハイブリダイゼーション / 免疫組織化学
研究概要

本研究の目的は、エンドトキシンモデルラットを作成し、in situのハイブリダイゼーション法及び免疫組織化学法を用いて、(1)血管組織の誘導型NO合成酵素(iNOS)mRNA及びその産物であるiNOSの局在と、それを担う細胞の同定を行なうこと、及び、(2)その臓器血管特異性を検討することにより、エンドトキシンショック発現において、血管組織の各細胞が担う役割を明らかにすることにある。平成8年度は、(1)ラットに経腹膜的にエンドトキシンを投与し、エンドトキシンショックモデルを作成した。エンドトキシンショックの成立は、摘出大動脈の収縮性低下によって確認した。(2)iNOSmRNAに相補的なオリゴヌクレオチドを作成し、これをプローブとして、上記の方法にて作成したエンドトキシンショックラットの大動脈のin situハイブリダイゼーションを行なった。大動脈組織においては、iNOSmRNAは、血管中膜平滑筋細胞ではなく、外膜の細胞に多く発現していることが分った。(3)抗iNOS抗体を用いて免疫組織化学法を行い、iNOSが、外膜の細胞に発現していることを確認した。平成9年度は、iNOSを発現している細胞を同定し、また、大動脈以外に、脳動脈、冠動脈、腸間膜動脈及び股動脈についても同様の実験を行ない、エンドトキシックショックの血管組織におけるiNOS誘導の臓器特異性を細胞レベルで解明する予定である。

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公開日: 1999-03-08   更新日: 2016-04-21  

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