研究課題/領域番号 |
08671830
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研究種目 |
基盤研究(C)
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研究機関 | 横浜市立大学 |
研究代表者 |
上村 博司 横浜市立大学, 医学部, 助手 (50244439)
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研究分担者 |
穂坂 正彦 横浜市立大学, 医学部, 教授 (30106330)
窪田 吉信 横浜市立大学, 医学部, 助教授 (10106312)
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キーワード | 前立腺癌 / ステロイドレセプター / アポトーシス |
研究概要 |
ヒトTR3オ-ファンレセプターはステロイドレセプタースーパーファミリーの一つであるが、ヒト前立腺癌細胞において各種刺激を加えた直後にmRNAの発現が認められる。とくに、アンドロゲン添加によって数時間でその発現が認められるが、今回我々は抗癌剤であるEtoposideなどを加えることによって細胞死(アポトーシス)を誘起し、TR3レセプターの発現を調べた。その結果、mRNAの発現はアンドロゲン刺激と同様に刺激直後、すなわち2-4時間後にピークを示すパターンを認めた。そこで、我々はTR3レセプターのcDNAのアンチセンス発現ベクターを前立腺癌細胞に遺伝子導入し、Etoposideで刺激してcell viabilityを測定した。アンチセンス導入細胞は対照細胞と比較して有意にcell viabilityが高く、また経時的にもcell deathの割合の遷延が認められた。 また、ヒト前立腺癌組織をTR3レセプターをプローブとしてin situ hybridization法を行ったところ、癌組織においては周囲の正常組織や前立腺肥大症組織に比べて有意にその発現が強く認められた。結果の一部は癌学会総会にて発表した。 現在我々は、病理の包埋ブロックより癌組織およびその周囲組織を別々に採取しDNAを抽出したあと、RT-PCRを行いTR3レセプターの発現を調べている。
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