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1996 年度 実績報告書

子宮内膜癌の発癌・進展におけるエストロゲン受容体変異株の生物学的意義の解析

研究課題

研究課題/領域番号 08671879
研究種目

基盤研究(C)

研究機関山梨医科大学

研究代表者

平田 修司  山梨医科大学, 医学部, 講師 (00228785)

研究分担者 毛利 直子  山梨医科大学, 医学部, 助手 (70262673)
キーワード子宮内膜癌 / ER mRNA variants / 多重非翻訳第一エキソンならびにプロモーター機構
研究概要

本研究の目的は、子宮内膜癌の発癌・進展過程におけるER variantsの生物学的ならびに臨床的意義を明らかにすることである。本研究は3年計画であり、研究の初年度である本年度は、正常子宮内膜ならびに内膜癌におけるER variantsの存在とそのレベルの解析をおこなった。その結果、内膜癌の脱分化に伴うwild type ER mRNAレベルが低下するが、とくに分化度の低いG3癌の中にはER mRNA variantsのレベルの低下が見られないものがあることが判明した。このER mRNA variantsの遺伝子発現の調節機構を検討する目的で、とくに本年はER遺伝子の上流構造につきラットをモデルに研究を開始した。その結果、ER遺伝子に多重非翻訳第一エキソンならびにプロモーター機構が存在していることを明らかにし報告した(文献1、2参照)。また、ヒトのER遺伝子の上流構造についても研究に着手し、ラットと同様に多重非翻訳第一エキソンならびにプロモーター機構が存在していることを明らかにした。現在、子宮内膜癌における多重非翻訳第一エキソンならびにプロモーター機構の詳細について解析を開始したところである。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Shuji HIRATA etal.: "The Novel Untranslated First Exon"Exon ON" of the Rat Estrogen Receptor Gene" BIOCHEMICAL AND BIOPHYSICAL RESEARCH COMMUNICATION. 225. 849-854 (1996)

  • [文献書誌] Shuji HIRATA etal.: "The untranslated first exon'exom OS'of the rat estrogen receptor (ER) gene" FEBS Letters. 394. 371-373 (1996)

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公開日: 1999-03-08   更新日: 2016-04-21  

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