研究課題/領域番号 |
08671934
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
産婦人科学
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研究機関 | 東京女子医科大学 |
研究代表者 |
高木 耕一郎 東京女子医科大学, 医学部, 助教授 (90154749)
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研究分担者 |
酒井 啓治 東京女子医科大学, 医学部, 助手 (30260962)
村岡 光恵 東京女子医科大学, 医学部, 講師 (60147387)
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研究期間 (年度) |
1996 – 1997
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キーワード | 一酸化窒素 / 妊娠 / 子宮内発育遅延 / 低酸素症 / 周産期 |
研究概要 |
妊娠ラットの片側子宮動脈結紮が胎盤、胎仔諸臓器の血管内皮型一酸化窒素合成酵素の遺伝子発現に及ぼす影響 「実験動物と方法」妊娠18日齢に開腹し、片側の子宮動脈を結紮し、妊娠21日に再度開腹の後、胎仔、ならびに胎盤を摘出した。胎仔より脳、肝、腎を摘出し、胎盤とともに液体窒素で凍結した後、-80℃で保存した。「Messenger RNA(mRNA)の定量」AGPC法によりtotal RNAを各臓器より抽出し、逆転写酵素によりcDNAを作成した。ラットのeNOSに特異的なprimerを合成し、PCR法によって目的とするmRNAと同じprimerを結合しながら、中間部分の遺伝子構造ならびに生成産物のサイズが異なるmimic DNAを合成した。目的とするmRNAから転写されて生じたcDNAと既知量のmimic DNAを混合し、競合的PCRとすることにより、mRNAの定量を行った。本測定法の感度は、^<32>Pを用いたサザンブロット法による検出法とほぼ同等であった。「成績」子宮動脈結紮側の胎仔は非結紮側の胎仔に比して、有意に体重が少なかった。臓器重量では、胎盤、肝、腎は非結紮側より有意に減少したが、胎仔の脳重量には変化がなかった。eNOSのmRNAでは胎盤で結紮側が非結紮側に比べて有意に低下していたが、腎では結紮の影響は認められなかった。また、肝、脳のeNOSmRNA発現は少なく、結紮の影響は判定不能であった。「考察」子宮動脈結紮による慢性胎児低酸素症では一酸化窒素同様、血管内皮細胞で産生されるエンドセリンと比較すると、遺伝子発現のレベルでは低酸素負荷による変化は少ないと考えられた。
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