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1997 年度 実績報告書

内耳における炎症細胞動態の解明

研究課題

研究課題/領域番号 08671973
研究種目

基盤研究(C)

研究機関大分医科大学

研究代表者

鈴木 正志  大分医科大学, 医学部, 助教授 (60211314)

研究分担者 一宮 一成  大分医科大学, 医学部, 講師 (70223112)
茂木 五郎  大分医科大学, 医学部, 教授 (20035190)
キーワード内耳 / 二次免疫反応 / ICAM-1 / ラセン靭帯 / アルブミン / 血液-内耳関門 / 炎症細胞
研究概要

モルモットにおいて二次免疫反応による内耳炎を惹起させると、細胞接着因子であるICAM-1が蝸牛軸ラセン静脈の枝のみならず、ラセン靭帯内の血管にも発現することを我々は報告している。今回さらに同じ動物モデルにおいて、免疫グロブリンやアルブミンがラセン靭帯に存在することを明らかにした。したがって内耳の免疫反応に引き続く炎症反応が、血液-内耳関門に直接影響を及ぼしていることが示唆され、その結果内リンパ腔にもラセン靭帯の細静脈から炎症細胞の浸潤が起こりうることが示唆される。
一方、内耳を構成する骨に存在する骨髄から、直接外リンパ腔に炎症細胞が浸潤し得ることを示唆する所見が得られ、内耳に炎症細胞を供給するのは蝸牛軸ラセン静脈だけではなく、他のルートもあり得ることが示唆された。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 一宮 一成 他: "内耳免疫傷害動物の病理組織" Otology Japan. 6(3). 170-176 (1996)

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公開日: 1999-03-15   更新日: 2016-04-21  

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