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1996 年度 実績報告書

虚血性顔面神経麻痺モデル動物の脳幹における神経伝達物質の発現

研究課題

研究課題/領域番号 08671997
研究種目

基盤研究(C)

研究機関兵庫医科大学

研究代表者

瀬尾 徹  兵庫医科大学, 医学部, 助手 (30258149)

研究分担者 野口 光一  兵庫医科大学, 医学部, 教授 (10212127)
里見 文男  兵庫医科大学, 医学部, 講師 (20248149)
キーワード末梢性顔面神経麻痺 / 神経伝達物質 / 免疫組織反応
研究概要

末梢性顔面神経麻痺時における顔面神経の中枢レベルにおける神経伝達物質の動きを調べるため、ラットを用いて虚血性顔面神経麻痺モデルを作成し、1年目はまず免疫組織学的検討を行った。
(モデル作成)
雄SDラットを用いて虚血性顔面神経麻痺モデルの作成を試みた。局所麻酔下に側頭骨内顔面神経の栄養血管にトロンビン溶液で塞栓術を行った。麻痺は口髭の動き、角膜反射で確認した。注入するトロンビン溶液の量、濃度による麻痺程度の差を調べ、麻痺時間が一定になるように工夫した。
(免疫組織学的検討)
完成したモデルを潅流固定して脳幹部を取り出し、顔面神経核を含む凍結切片を作成した。抗体にCGRP(Calcitonin Gene Related-Peptide)を用いて、ABC法による免疫組織反応を行い、顔面神経核におけるCGRPの発現の程度を麻痺側と健側とで経時的に比較検討した。
(結果)
顔面神経核におけるCGRP陽性細胞は麻痺側で優位に増加しているのが確認されたが、これまで報告されているaxotomyモデルやcrushモデルと比較すると増加持続時間は短時間であった。

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公開日: 1999-03-08   更新日: 2016-04-21  

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