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1997 年度 実績報告書

恒常性維持を伴う生体材料の開発に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 08672092
研究機関東京歯科大学

研究代表者

井上 孝  東京歯科大学, 歯学部 (20125008)

研究分担者 吉成 正雄  東京歯科大学, 歯学部, 助教授 (10085839)
キーワードインプラント / 生体材料 / 接着性レジン / 組織界面 / アパタイト / in vitro / 免疫組織化学 / 電子顕微鏡
研究概要

1:インプラントと組織界面の検索
'1)4種類の表面形状を持つインプラント祖動物に植立し初期(1.2.3.4週)の骨および軟組織反応を検索し、表面形状により骨の形成過程が異なることを示した。
(2)表面上の異なるインプラント上で骨芽細胞と線維芽細胞および上皮細胞w培養し、細胞の伸展状況を検索し、3μmを酒井に細胞が伸展しにくくなることが証明された。
2:恒常性を持つ素材の開発
(1)4-METAレジンは軟組織と約300μm程度ハイブリッドを形成し、さらに少なくとも500μm程度までMMAや加水分解産物が浸透していることが確認された。
2)動物実験において、上述のごとく4-META系のレジンは軟組織とハイブリッドを形成するが、創傷の治癒を遅らせることが判明した。しかし、後期には象牙質(Denitn bridge)を形成し、残存歯髄に為害性を示さないことが証明された。
3:歯根膜細胞の特性(特にマラッセ上皮遺残の影響)
(1)歯牙破折などの利用できる材料を検索する前に、歯根膜の構成成分特にマラッセの上皮遺残の特徴を検討した。培養条件下でマラッセの上皮遺残由来の細胞は単独で歯コネキシンの発現を示さないが、Cell to cell contactと同じにコネキシンの発現を示すことが明らかとなった。

  • 研究成果

    (7件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (7件)

  • [文献書誌] Ayukawa,Y: "An ultrastracturalstudu of the fone-titanium interface using pure titanium." Acta Histochemica et Cytochemica. 29. 243-254 (1996)

  • [文献書誌] 細矢由美子: "4-META/MMA-TBBレジンによる直接歯髄覆罩後の歯髄の病理組織学的変化" 日本小児歯科学会雑誌. 35・3. 401-409 (1997)

  • [文献書誌] Inoue,T: "Immunolocalization of proliferating cell mcllear antigen in the peri-inplant-" Bull Tokyo Dental College. 38・3. 187-193 (1997)

  • [文献書誌] Shimono,M: "Pathophsiologie studies of dentin/pulp complex" J.Jap.Assoc.Dent,Sci. 16. 77-81 (1997)

  • [文献書誌] 松坂賢一: "GBRにより形成される初期骨組織に関する実験的研究" 日本口腔インプラント学会誌. 10・4. 452-458 (1997)

  • [文献書誌] Ayukawa.Y: "An immunocy to chemical study for lysosnal cathepsins Band D・・・" J.Periodontol. 69. 62-68 (1997)

  • [文献書誌] 井上 孝: "齲蝕リボリューション(編著共)" デジタルダイヤモンド社, (1997)

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公開日: 1999-03-15   更新日: 2016-04-21  

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