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1996 年度 実績報告書

Guided Bone Regeneration法による歯槽骨再生と微細血管構築

研究課題

研究課題/領域番号 08672105
研究種目

基盤研究(C)

研究機関神奈川歯科大学

研究代表者

松尾 雅斗  神奈川歯科大学, 歯学部, 助手 (30190416)

研究分担者 高橋 和人  神奈川歯科大学, 歯学部, 教授 (00084707)
岸 好彰  神奈川歯科大学, 歯学部, 助教授 (60084779)
キーワードGBR / 微小循環 / PTFE / 血管鋳型法 / SEM
研究概要

目的:近年,失われた歯槽骨を回復する目的で,GBR法が盛んに行われている。この時の骨再生現象は歯槽骨や骨膜中の血管と大きくかかわっている。歯槽頂縁の高径は、抜歯窩からの骨膜の高さによって決定される。そこで今回、骨膜とその血管がPTFE Membrane上に沿って,伸展再生することによって歯槽骨の高さがどのように変化するかを血管鋳型法で観察した。
方法と材料:実験には成犬(ビ-グル)を用い、抜歯後即、PTFE膜を応用した。血管内腔に合成樹脂を注入,周囲軟組織を蛋白分解酵素で除去し血管構築を走査型電子顕微鏡で観察した.
結果:術後14日、抜歯窩内に始まる骨添加は既存骨の歯槽頂縁を越えて上方,側方へと進行し,Membrane内面の形態に沿って新たな形態の歯槽骨を形成した。
術後30日Membrane直下は多孔の骨から,板状骨へと形態変化していた。また血管の密度も減じていた.またMembraneの外側に沿って骨膜の平坦な血管網が観察された。Membraneは歯肉の下方増殖を抑制するとともに,歯槽骨の高さを決定することが示唆された。
術後60日の研磨切片ではMembrane内面は正常と変わらない新生骨梁になっていた.そして既存の歯槽骨より上方,側方に添加した新生骨は歯槽骨の高さと幅を大きく増加させていた。また,術後14日、Membraneと既存骨の間隙にも幼弱な新生骨がみられ、術後30日,Membraneを含んで側方にも骨添加がおきていた.

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] Masato MATSUO: "The vascular changes of regenerating process after implantation of HAP and TCP" Microcirculation Annual. 11. 171-172 (1995)

  • [文献書誌] 岸好彰: "GBR法による骨の再構築と血管網の関わり" クインテッセンス出版 クインテッセンスyearbook. 23-28 (1996)

  • [文献書誌] Masato MATSUO: "Microvascular architecture and osseous healing after the placement of denta limplants." 6th World Congress for Microcircuolation,Munich,. 533-536 (1996)

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公開日: 1999-03-08   更新日: 2016-04-21  

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