研究課題/領域番号 |
08672151
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研究機関 | 東京医科歯科大学 |
研究代表者 |
加藤 二久 東京医科歯科大学, 歯学部, 助手 (70095107)
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研究分担者 |
徳森 謙二 九州大学, 歯学部, 助手 (40253463)
田中 博 東京医科歯科大学, 難治疾患研究所, 教授 (60155158)
大林 尚人 東京医科歯科大学, 歯学部, 助手 (40176988)
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キーワード | 放射線画像情報システム(RIS) / DICOM-3.0 / オブシェクト指向分析 / 遠隔画像診断 |
研究概要 |
(1)歯科放射線画像情報の分析 1997年9月に、歯科画像を含む、すべてのX線投影画像を扱うDICOMのオブジェクト定義(IOD)を記述した提案、DICOM Supplement 32“Digital Radiography"が発表された。この内容を取り入れるべく、米国のDICOM委員会と連絡を取りつつ、以下の点について検討を行った。 (a)Equipment IODに関するオブジェクト指向分析を深め、ディジタル投影画像の中にCR/DF/DRのサブクラスを想定し、夫々に対応する情報モジュールを定義する事とした。(b)検査部位、撮影法、投影角度等に関する情報をSNOMED-DICOM Microgrossaryシーケンスで記述する。しかし、高速検索のための参照用としてシャドウグループのタグは残す。(c)患者の被曝線量に関する情報を記述する情報モジュールを画像取得モジュールから独立して定義した。 (2)歯科放射線画像情報ワークステーションの試作 昨年来試作を続けている歯科放射線画像情報ワークステーションに、上記の点を追加する設計変更を行った。これに伴い、開発言語をオブジェクト指向プログラミング言語のC++とした。 画像を取り込のためのビデオカメラは画質に難があったので、より高精細な入力が可能な35mmフィルムスキャナを導入したが、入力に時間がかかり、診療現場では使えなかった。 (3)オーダリングシステムとのインターフェース設計 本院の病院情報システムは患者IDによる検索で、その日毎に一義的な受付番号が発行され、患者基本情報と検査部位、撮影法、投影法などの情報が送り込まれる仕様である。これを用いて、DICOM DR IODクラスのオブジェクトを作成するソフトウエアの基本設計を行った。
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